カイエlog2

排泄物に埋もれて我にかえされる、それの繰り返しだ。
いつまでも覚めきれない。


自分のなかで唯一本当らしいことといえば、
人の形をとった壁の染み(影)にあちらの世界へ誘われたことだ。
あのとき何故向こうへ行かなかったのだろう。


生き物には自壊現象っていうものがあって。
増えすぎると
細胞レベルで
口減らしが起きるんだよ。
死だけが
本当のことだと
思うんだろうね。


ムーミン
アニメは、何故か誰かが録画してたビデオにあった2、3話くらいしか観たことがなくて、
だけど不思議で殆ど理解はできなかったけど、『理解されている』感覚があった。
大人になるまで観た回だけはぜんぶ断片的に心のなかに刺さって消えなかった。

例えば、矢印の看板に惑わされるヘムレンさん
真冬の雪に消えてしまう女の子
暗闇のなかから何かが大勢みつめているおしゃまさんの家(?かな?どこかの小屋?)
火の周りで踊るムーミンたち

子どもはみんな理解している。この世の哀しみを。
まだ自我が発達していない幼い子供が。
何故、よろけて橋の端に寄っていっていってしまうのか。
皺寄せ。
哀しみを感じて死のうとするの。
混沌のなかに戻ろうとするの。
死にたいの子供は。